「息子の読解力が無さすぎる・・・」
長男が小学校低学年のとき、
国語のテストの成績を見て愕然としたことがあります。
文章を読んで設問に答える問題がことごとく不正解。
「何とかして読解力を鍛えよう!」
そう思って、親子で取り組んだ読解力のトレーニング法は、
子ども新聞の記事を書き写していくワークです。
このワークを3ヶ月間行った長男は、
30~40点くらいだった国語のテストが80点以上とれるようになりました。
点数が約2倍にアップしたわけです。
そこで、
『子どもの読解力の無さに悩んでいる』
というママたちの参考になればと、
子ども新聞を書き写していくワークで成績アップを
目指すトレーニング方法をご紹介していきます。
目次
読解力を鍛える!子ども新聞を使ったトレーニング法とは
OECD(経済協力開発機構)加盟国で、
3年ごとに実施される国際的な学力到達度調査(PISA)。
この調査で、
日本の子どもたちの読解力低下がメディアで報じられ以来、
学校のテストや入試でも思考力・理解力・表現力を問う
問題が増えています。
2022年1月に行われた大学共通テストの数ⅡBでは、
「これが数学?」
と思うような長文の問題が出題され、
センター試験を含めても過去最低の平均点となり
難化しました。
このような傾向が今後は主流となり、
数学でも長文を読解するとともに、
図やグラフ、表などを読解する力も同時に
求められていくでしょう。
そして、読解力や思考力は数学や国語だけではなく、
どんな科目でもますます必要な力になります。
そうなると、小学生の今のうちから
読解力を鍛えるトレーニングは必須アイテムです。
読解力を養うには、
「読書量を増やせ」
というのはよく言われますよね。
もちろん、本を読むのも大切です。
そこにプラス
我が家が読解力を鍛えるトレーニングとして
取り組んだのは、
子ども新聞の書き写しを親子で交互に行うワークです。
なぜ親子で交互に行う「交換日記方式」にしたかというと、
一方的に
「これ、明日から始めて」
と言っても、聞く耳持たない気がして。
「ママもやるから、一緒にやろうよ!」
と言えば、やってくれるかな、と。
案の定、ママもやるならいいよと
首を縦に振ってくれました!
チョイスした子ども新聞は
読売KODOMO新聞は、
読売新聞東京本社が発行している小学校高学年向けの新聞で、
毎週木曜日発行、月550円です。
大人向けの新聞とは違って、全ページカラー。
特に、1面は大きなカラー写真を使用して、
子どもの目を引き付ける作りとなっています。
2面、3面以降も写真やイラストを多く使って、
旬なニュースを分かりやすく読めるような紙面作りです。
記事の文字にはルビが付いているので、
分からない漢字があってもスムーズに読めます。
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ポケモンのドリル2点セットがもらえます! 1/31(火)までなのでお早めに。
簡単2ステップ!子ども新聞の書き写しワークの進め方
では、
実際に書き写しワークの進め方を説明していきます。
やり方は、以下の簡単2ステップです。
- 記事を選んでハサミで切り抜く
- ノートに記事を貼りつけて書き写す
まずはママが、ノートを用意。
(子どもが先でもいいですよ!)
ノートのサイズや種類はお好みでOK!
紙面の中から、
「気になった記事」
「面白かった記事」
を選んで、ハサミで切り抜きます。
次に、
書き写しノートに記事を貼りつけ、
その記事を余白に書き写していきます。
この2ステップだけです。
終わったら、子どもにノートを渡します。
今度は、子どもがこの2ステップを行います。
そして親子でノートを交換しあいながら、
進めていきます。
最初のうちは、この2ステップだけで十分です。
始めてすぐは、子どもも
「どの記事を選んだらいいの?」
とか、
「書きやすい記事はどれだろう?」
とか、
試行錯誤するからです。
慣れてきたら、
相手の書いたことに対して
お互いに感想を書いたりするのもおすすめ。
また、記事に対して、
自分はこう思うとか自分ならどのように行動するとか
を書いてみるのもいいと思います。
ちなみに、読売KODOMO新聞では、オリジナルの書き写しノート
「スクラップノート」を販売しています。(税込み200円)
子ども新聞の書き写し初心者におすすめの記事とは?
「いざ、書く記事を選ぼう!」
とした時に、
「どの記事がいいのか分からない」
こともあると思います。
そういう時は、読売KODOMO新聞内の
『おしえて!コナン時事ワード』
がおすすめ。
そう、あの名探偵コナンくんが
書き写しにおすすめのニュースを
4つ教えてくれるコーナーがあるのです。
文字の分量は長すぎず短すぎず、だいたい160字前後。
切り取り用の点線もついているので、
初心者にはうってつけの書きやすい記事です。
私たち親子もこちらの記事は、よく書き写しワークに利用していました。
また、他にも初心者にちょうどいい分量の
『囲み記事』
がいくつかあるので、こちらもおすすめ。
囲み記事とは、
紙面の中で、周囲を枠で囲んだ記事のこと。
こちらも注目ニュースや注目ワードが
短く説明されていることが多く、
切り貼りしやすいのがポイントです。
子ども新聞の書き写しワークで得られるメリットとデメリット
ここからは、
読解力が鍛えられるという書き写しワークのメリットに、
どんなメリットとデメリットがあるかについて書いていきます。
書き写しワークのメリット
文章作成能力が上がる
このトレーニングを繰り返し続けていくと、
記事の書き手(記者さん)のような文章作成能力が
子どもにも徐々についていきます。
どういうことかというと、
スマホにアプリをダウンロードする時のように、
記者さんが記事を書く時の感覚が
子どもに自然にダウンロードされる感じです。
つまり、文章の構造が分かっていくんです。
このことから、実は、文章力を強化したい大人にも
書き写しワークはおすすめなのです。
数年前、私は文章力を付けたくて、
「この人、文章上手いな!」
と思った人のブログや本をひたすら書き写したことがあります。
最初は、こんなことで文章力を上がるかな・・・
と思いましたが、しばらく続けていると、
その人の書く文章のスタイルが自分にも書けるようになっていきました。
「おっ!文章力が上がったな!」
というのが感覚的に分かる瞬間が来ます。
時事問題対策
普段から時事ニュースに触れる習慣をつけておくことで、
中学受験の時事問題対策とすることができます。
時事問題対策は世の中の動きにアンテナを張っておくことが
大切ですよね。
そして、記事で知ったことについて、
「自分はどう思うか」
など、自分で考える視点を持つようにすると
ライバルと差が付けられるでしょう。
読売KODOMO新聞では、毎週土曜日に公式サイトにて
「ウィークリー学習シート」がアップされます。
ウィークリー学習シートは、
その週のKODOMO新聞に掲載されたニュース記事や社会問題から、
大手学習塾の四谷大塚が3~5問程度出題した学習シートです。
書き写しワークとともに活用すれば、
学習効果も倍増ですね。
書き写しワークのデメリット
読解力を鍛えるための子ども新聞の書き写しワークの
デメリットとしては、
「即効性」がないとうことがあげられます。
まずは、コツコツと数カ月続けてみましょう。
「継続は力なり」
です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
子ども新聞の書き写しワークのように、
物事を具体的に説明したり、抽象的に表現するといった
文章を書き写していくトレーニングをすることで、
言葉を組み立てていく力がついていきます。
この力があることで、読解力が発揮できるし、
文章を作成する力もついていきます。
成績アップ!を狙っていきましょう。
ぜひ、トライしてみてくださいね!